厚生労働省は9日、医師による禁煙指導を治療として位置付け、公的医療保険給付の対象とする考えを、中央社会保険医療協議会(中医協)に示した。生活習慣病対策の推進で医療給付費抑制を目指す同省の医療制度改革の一環で、喫煙が医療費増加の要因になっていると判断した。来年度の診療報酬改定での実施を目指す。
ニコチンへの依存度が高い人は、禁煙を希望しても強い離脱(禁断)症状を引き起こすため、達成が困難。厚労省は、この症状に対処するための指導を、診療報酬として評価することにした。代表的な禁煙プログラムは、初診でニコチン依存度を評価。禁煙についてのアドバイスを行った後、2、4、8、12週間後に、それぞれ禁煙状況の確認やニコチン摂取量の測定、禁煙継続へのアドバイスを行う。
(共同通信) - 11月9日11時54分更新
もっと早くに決まってれば,高いお金を払わなくてもニコチンパッチが処方してもらえたのに...でも依存度の評価によっては保険適用じゃないらしいけど,その判断はどうするのかな?